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なつ
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国立国際美術館
国立国際美術館

大阪、中之島にある国際国立美術館で3つの展覧会を見た。

風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから
早川良雄ポスター展
コレクション4 現代美術の一世紀


印象に残った作品(覚書)
【コレクション4 現代美術の一世紀】
ポール・セザンヌ 「宴の準備」
ヴァシリー・カンディンスキー 「絵の中の絵」
 船上に立つ3人がキュート。 
パブロ・ピカソ  
「道化役者と子供」
「ポスターのある風景」
「肘掛け椅子に座る裸婦」
  この美術館が所蔵するピカソ作品3点
藤田嗣治(レオナール・フジタ)「横たわる裸婦(夢)」
  裸婦の足元で身体を丸めて眠る子供が可愛い。
  ベットの上で眠る猫のとぼけた表情に笑う。
国吉康雄 「乳しぼりの女」
  なぜかどの絵を見ても惹かれる画家。
  東京、ブリジストン美術館のコレクション展でも「好き」と思った記憶がある。
イリア・カバコフ 「天使と出会う方法」
  天使に出会うためには、木の長い長いはしごを空高くまで登らないといけないらしい。
  会える時には、もっと簡単に出会えると思うんだけどな。
  特に、出会う必要のある時には。
アンゼルム・キーファー 「星空」
  どうしようもなくなった時は、この身を大地にゆだねよう。
  大地と大きな闇が、自分を包んでくれるに違いない。

【早川良雄ポスター展】
カロン洋裁研究所 生徒募集シリーズ
近鉄百貨店(アベノ近鉄) 着物催事シリーズ
無印良品 天神 オープン

【風穴 もうひとつのコンセプチュアリズム、アジアから】
島袋道浩 「箱に生まれて」
アラヤー・ラート・チャムルンスック「ふたつの惑星」シリーズ
 タイ チェンマイ郊外に住む村人たちが19世紀のフランス名がを鑑賞した記録。
チウ・ジージェ 「中国 南京長江大橋」

現代美術はあまり見たことがなかったけど、身体で体感する美術の面白さを発見。
自分の感性とか興味にガツンと響くものに出会うと、俄然面白くなる感じ。


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なつ
美術館・展覧会   0

:美術館・博物館 展示めぐり。 - :学問・文化・芸術


平塚美術館 特集展 新収蔵品展
平塚市美術館では、長谷川潾二郎展に続いて、新収蔵品展を見た。
日本画、洋画、現代美術、陶芸、彫刻など2009年に新たに収蔵された
作品23点の展示の中で、特に惹かれたのは、この作品。

久野和洋 「複製画のある静物」 2009年
久野和洋 複製画のある静物
壁にジョットの「エジプトへの逃避」が掛けられ、その下のテーブルか棚には、
ガラス皿とリンゴ、水の入ったコップ、水差しなどが並んでいる。
それぞれの静物が細部まで細かく描かれて、静寂な空間が広がっている。


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なつ
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:美術館・博物館 展示めぐり。 - :学問・文化・芸術


長谷川潾二郎展 @平塚市美術館
長谷川りん二郎展ポスター

夫を誘って、平塚市美術館へ「平明・静謐・孤高 - 長谷川潾二郎展」を見に行ってきた。
年代を追って作品を見ていくうち、特に強く惹かれたのは静物画。
描きたいと思う状態のものしか描かない、
描きたい状態になるまで待つという対象への強いこだわり。
描きたい物の配置(レイアウト)への強いこだわり。
いいと思う状態に描き上げるまで、納得がいくまでとことん時間をかける製作スタイル。
一枚の絵を見るごとに、その絵を描いている作家の姿を想像して
そして画家のその絵を描く過程を追体験している気持になる。
画家の心の根底にゆりぎなく存在する、彼なりのこだわり、物事への対し方。
何か自分と近いものを感じて親近感を抱いた。

*特に印象に残った絵、好きな絵
猫と毛糸 1930年
猫と毛糸

アネモネ 1934年

葡萄 1960年 ★今回のマイベスト1

時計のある門(東京麻布天文台) 1935年
時計のある風景

バラ 1938年
バラ

洋燈のある静物 1970年
洋燈のある静物

栗 1972年

柚子の木 1970-83年
柚子の木

愛猫タローの履歴書 大変楽しい。
パネル展示されている日記も興味深かった。

夫が一番気に入った絵は「冬の太陽」
寝室に飾って、寂しい気分の時に眺めたいそうな。

「猫と毛糸」のポストカードを買って帰り、額に入れ玄関に飾った。


平明・静謐・孤高-長谷川潾二郎
(はせがわりんじろう展)
平塚市美術館
2010年6月13日まで
平塚市美術館webサイト
その後以下の美術館を巡回
2010年7月1日(木)~2010年8月15日(日)下関市立美術館
2010年8月28日(土)~2010年10月17日(日)北海道立函館美術館
2010年10月23日(土)~2010年12月23日(祝・木)宮城県美術館


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なつ
美術館・展覧会   5 0

:美術館・博物館 展示めぐり。 - :学問・文化・芸術


三菱一号館美術館  「マネとモダン・パリ」展
三菱一号館美術館 三菱一号館美術館3
先週の週末、4月6日(火)にオープンした三菱一号館美術館で開催中の「マネとモダン・パリ」展へ行ってきた。「マネとモダン・パリ」というタイトルの通り、同時代作家の作品も多く展示されていて、マネを中心に19世紀のパリという変貌する都市の魅力を見せる展覧会とのことだけれど、やはり展覧会の目玉はマネ。マネの油彩、素描、版画作品が、80点余り出品されていて、思いっきりマネを堪能出来る展覧会となっていた。

展覧会の章立ては、 以下の通りでシンプル。
Ⅰ.スペイン趣味とレアリスム:1850-60年代
Ⅱ.親密さの中のマネ:家族と友人たち
Ⅲ.マネとパリ生活

でも、これは大きな‘くくり’で、会場内は小さめの展示室ごとにより小さなタイトルが付けられて、パリの街を感じながら、マネや同時代の作家の作品を見て行く趣向。展示室の感じは、展示室の雰囲気は目黒にある東京都庭園美術館に近い感じ(美術館全体はもっと大きい)。雰囲気も良く、雨の日でそんなに混雑していなかったこともあってか、この日の私の美術館滞在時間は(ミュージアムショップ30分を含めて)、なんと5時間…! 一度見終わって、また3階に戻ったりして、マネとパリに、たっぷり浸ってきた。

◆特に印象に残った作品&気に入った作品
Ⅰ.スペイン趣味とレアリスム:1850-60年代
アルフォンス・ルグロ 《エドゥアール・マネ》 1863年 パリ、プティ・パレ美術館
白いハンカチを手に持ち、椅子に座りポーズをとるマネ。
知的でおしゃれなパリジャンという感じ。
彼の後ろには、1861年サロン入選作《スペインの歌い手(ギタレロ)》が描かれている。  

エミール・ゾラ 
エドゥアール・マネ 《エミール・ゾラ》
 1868年 オルセー美術館
サロンに落選し続けていたマネを擁護し続けていた文豪のゾラ。
書斎の机に座るゾラの後ろには、日本趣味を感じさせる力士の浮世絵、屏風、「オリンピア」が描かれている。
オリンピアの視線はゾラに向けられているということで、チェックしたら確かにそうだった。
机の上には、1867年万国博覧会で販売したマネの小冊子も見える。
黒とそれを引き立たせるように使われている水色効いていて印象的だった。

ローラ・ド・ヴァランス 
エドゥアール・マネ 《ローラ・ド・ヴァランス》
 1962年/1867年以降に加筆 オルセー美術館
オルセー美術館から今回初めて日本に来た作品。
赤や黄色、オレンジ色の花模様が描かれた華やかな黒いドレス姿で、
白いレースのストールを頭から肩にまとったマドリード王立劇場のプリマドンナ、ローラ・ド・ヴァランス。
マネのアトリエで描かれた作品だが、背景に舞台と盛り上がる客席の様子が描かれている。
ほりが深くエキゾチックな顔立ちのスペイン美女。
第一印象は、「(女優の)池上季実子に似てる…!」 (オイオイ…)
ざっくりとした筆のタッチが、彼女の少々(?)肉感的なセクシーさを表しているように思う。  

街の歌い手 
エドゥアール・マネ 《街の歌い手》
 1862年頃 ボストン美術館
左手にギターを持ち、腕に抱えた包みからさくらんぼを口に入れながら酒場から出てきた流しの歌手の姿を、ビクトリーヌ・ムーランをモデルに使って描いた作品。黒を背景に、黒い縁取りのあるグレーの上着とスカート姿。黒とグレーの世界。不意を付かれた様な表情は何を思っているのだろう。感じるのは、たくましさ…、そして、暗さ。うーん、見ている私が暗いのかなぁ。

死せる闘牛士
エドゥアール・マネ 《死せる闘牛士》
1863-1864年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー
どっしりともとは闘牛場全体を書いた大きな作品だったが、1868年のサロンで酷評を浴び、
カンバスを切り取って、闘牛士だけをクローズアップし、この作品に仕立て直した。
闘牛士の黒い衣装、動かない黒い革靴、髪の毛、そして彼をつつむ闇。
どっしりと重い黒が支配する。
カンバス全体が死で覆われているのを感じる。
動かしがたい‘死’という事実、もう変えようもないその事実を、この黒で、目の前に突きつけらている感じ。

Ⅱ.親密さの中のマネ:家族と友人たち
【休息-パリを離れて】
アルカションの室内 
エドゥアール・マネ 《アルカションの室内》
 1871年 クラーク美術研究所
大西洋岸の避暑地アルカションの室内。扉の外には、エメラルドグリーンの海が遠くまで広がる。
ペンを手に海を見つめるくつろぐ妻シュザンヌ、本を膝に煙草を口にくわえながら考え事をしているような息子レオン。
同じ部屋の中、それぞれの時間が静かに流れるのを感じる。
そして、それを描くマネ。3人の時間がそれぞれ流れる。  

温室のマネ夫人
エドゥアール・マネ 《温室のマネ夫人》
 1879年(1876年?) オスロ、国立美術館
温室の花々の中で寛ぐシュザンヌ夫人。
マネ家でマネの弟達にピアノを教えるうちに長男のマネと来いに落ち、息子レオンを出産した彼女。
家柄の違いから息子レオンを自分の弟として育て、10年以上が過ぎて、自分の故郷オランダでやっと夫婦となったという。
オイオイ、マネさん、それはどうかなぁ…と絵を前にしてつぶやく。
けれど、この絵の少しふっくらとした彼女は穏やかな表情。
母のような愛、ゆるぎない自信のようなものを感じた。

【ベルト・モリゾ】   
 すみれの花束をつけたベルト・モリゾ 
エドゥアール・マネ 《すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ》
1872年 オルセー美術館
明るい背景、逆光の中に浮かび上がる黒いドレス姿のベルト・モレゾ。
黒いレースの花がついた高さがある帽子、白いブラウスに黒いドレス、胸には青いすみれの花束。
黒と白、グレー、そして少しのすみれ色。ほとんどモノトーンなのにとても華やか。
気品のある黒を美しいと思う。

大きな目が、こちらをしっかりと見つめる。
か、可愛い…。。
この絵を描いた時、モネの心にあったのは、友情なのだろうか。
うーん、愛がないとこの絵は描けないんじゃないかなぁ。   どうだろう。


扇を持つベルト・モリゾ 
エドゥアール・マネ 《扇を持つベルト・モリゾ》
 1874年 リール美術館
きりっとした強い意思を感じさせるベルト・モリゾの横顔。
《すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ》とは別人のよう。
黒いスペイン風のドレス、首には黒いチョーカー、手には黒い扇。そして、左手薬指に光る指輪。
この絵が描かれた1874年、彼女はモネの弟ウジェーヌと結婚の約束をする。
そして、第一回印象派展への参加。
この作品が、モリゾがモネのモデルをした最後の作品だという。
★今回のマイベスト1

この2枚の絵を見比べて、そして、後ろに展示してある2作品を見る。
《バラ色のくつ(ベルト・モリゾ)》 1872年 財団法人ひろしま美術館
《ヴェールを被ったベルト・モリゾ》 1872年 ジュネーヴ、プチ・パレ美術館
うーん、ドラマみたい。ちょっと怖いぞ。

そして、モリゾが一番自分に似ていると言い、生涯手元に置いた作品。
横たわるベルト・モリゾの肖像 
《横たわるベルト・モリゾの肖像》
 1873年 モルモッタン美術館
モリゾの快活な性格が伝わってくるよう。
こういう女性だったんだろうな。

5点の作品が並ぶ小さなモリゾ・ルーム。
何度もぐるりと見回して楽しんだ。


Ⅲ.マネとパリ生活
ジュール・ウジェーヌ・ルヌヴー 《ミューズたちと一日の時間》 1872 オルセー美術館
2階におりて真正面で出迎えてくれた作品。
1875年1月に落成したパリ、新オペラ座、客席の天井画。
太陽神をミューズ達が取り巻いて、画面には昼の時間と夜の時間が半分ずつ。
プットーちゃんは角笛とトランペットをぱっぱらと吹いていて、これは観劇も盛り上がるに違いない。

ジャン・ペロー 《夜会》 1878年 オルセー美術館
挨拶し合うタキシード、ドレス姿の紳士、淑女。ピカピカの床、きらめくシャンデリア。
細部までとても細かく描かれていて、色彩も鮮やか。
きらびやかな世界に思わず見入ってしまう。
話し声や音楽、ざわめきが、こちらまでざわめきが伝わってくるようだった。

フォリー=ベルジェールのバーの習作 
マネ 《フォリー=ベルジェールのバーの習作》
1881年 ロンドン個人蔵(ピムズ・ギャラリーに寄贈)
完成作とはかなり違うのにびっくり。
習作の方に惹かれるのはこちらの女性の方がリアルだからだろうか。  
 
ラティユ親父の店 
マネ 《ラテュイユ親父の店》
1879年 トゥルネ美術館
カフェの中庭に面したテーブルで、白ワインかシャンパンを持ち、女性が座る椅子の背に手を回して女性をくどく男性。
背筋を伸ばして座る女性はどんな顔をしているのだろう。
後ろに立ったギャルソンはカフェを注ぐタイミングを計っているようでちょっと困り顔みたいなのが可笑しい。
1960年代の「黒」から一転。とても明るい色調で緑もいっぱい。気分が晴れやかになる。
黒いのは、髪の毛と男性のタイとギャルソンの上着ぐらいだし。

【静物画】
レモン
マネ 《レモン》
 1880年 オルセー美術館
黒いお皿に黄色いレモンが一個。
暗いようで不思議な静けさ。
妙に惹かれて、長い間、絵をじっと見つめた。

4個のリンゴ 
マネ 《4個のリンゴ》 
1882年 クーンズ・コレクション
最後の夏を過ごしたリュイスの家で描かれた小さな静物画。
明るい赤と黄色。微妙なバランスのリンゴ4個。
何を思いながらマネはこの絵を描いたのだろう。

【モデル】
自画像 
マネ 《自画像》 
1878-1879年 ブリヂストン美術館
2点描かなかったという自画像のうちの一枚。
黄土色のジャケットにグレーのパンツ姿、黒い背景を背に立つ40代後半の画家自身の姿。
手をポケットに入れ、左足をかばうため、右足を踏ん張って立っているようだ。
ちょっと苦々しいような、厳しい目つきなのは、痛みのせいだろうか。
1883年4月、壊疽の進んだ足を切断、その10日後、画家は51歳の生涯を閉じた。

マネ 《小型円卓の前、赤いスカートにブーツを履いた足》 1880年頃 オルセー美術館
展覧会最後の作品。
この絵のポストカードを記念に買って帰った。

+ + +

美術館の廊下から、丸の内ブリックススクエアの中庭を眺めて。
三菱一号館美術館2 

この日は寒い雨の一日。お天気がいい日は、きっと気持ちいいだろうな。
三菱一号館美術館3 

たっぷりマネとパリに浸っていたら、外はもう夜…。
三菱一号館美術館5 三菱一号館美術館6 三菱一号館美術館7 

楽しい半日だった。

+ + +   

三菱一号館美術館 開館記念展  「マネとモダン・パリ」展
会場:三菱一号館美術館
会期:2010年4月6日(火)~7月25日(日)
開館時間:水・木・金10時~20時/火・土・日・祝10時~18時
休館日:月曜日
美術館webサイト
展覧会webサイト


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なつ
美術館・展覧会   4 3

:美術館・博物館 展示めぐり。 - :学問・文化・芸術


安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡
安田靫彦展1 安田靫彦展3

小野竹喬展を見に行った東京国立近代美術館の常設展で「伏見の茶会」を、ポンペイ展を見に行った横浜美術館のコレクション展で「窓」を見て、安田靫彦の絵をもっと見たくなり、川崎市市民ミュージアムで開催中の「安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡」を見に行っていた。川崎市市民ミュージアムは、開館以来、安田靫彦の写生画、下絵、模写などの画稿類を収集して五百点を超えるコレクションになっており、本展は、そのコレクションを中心に、本画作品20点を展示し、歴史画が完成するまでの過程を見せる展覧会となっている。

Ⅰ章 古画を学ぶ
法隆寺金堂壁画模写、鳥毛立女屏風模写、源氏物語絵巻模写などの模写作品。

Ⅱ章 実相をうつす
木や花、鳥、虫、野菜などの写生作品。
身体が弱く旅行や戸外に出ることが少なかった人らしく、自宅の庭に植わっていたという大きな梅や、薔薇、木瓜、桜、山桜などの木々や牡丹、紫陽花、百合、朝顔、カーネーション、菊などの花々、庭に訪れた目白、翡翠などの鳥、かまきり、こおろぎといった虫のスケッチが沢山。スケッチと言っても輪郭線だけのものだけでなく色もつけられていて、更には、描き方や線についてのメモ書きが鉛筆で残されている。画家が、日々、自邸の庭を観察し、目を留め、それを描く作業を、見る者も追体験できるようでとても楽しい展示だった。

翡翠  写生 (昭和8年/19337月15日)
翡翠 
図録裏表紙の真ん中に右にいる鳥さんが使われていた。
とてもキュート!

Ⅲ章 ものから学ぶ
収集した埴輪や傭の写生、試作、下絵、本絵。

Ⅳ章 人をうつす
人物表現を習得するために安田靫彦歴史画の行った同時代人の肖像画を描くための写生、習作、試作、下絵。
特に印象に残ったのは「花づと」の試作や写生。
いろいろな角度から女性の顔を描いたり、輪郭線だけ、あるいは着物の柄だけ、髪型だけを細かくといったように、
何枚も写生、習作、下絵を描いていく中で作品が徐々に完成していくのがわかりとても面白かった。
「花づと」の本絵が見たいな…。
他に、谷垣潤一郎氏像(下絵)、高橋誠一郎氏像(下絵)、大観先生像(習作多数・下絵)、相撲図。

Ⅴ章 歴史画の誕生
一番見応えのあったのはやっぱりこのコーナー。
*特に気にいった作品
手ならひ 昭和32年(1957) 紙本着色 草舟コレクション
黒塗りの小机の前に座り、帳面を広げ、手習いをする若者。
シンプルな線と最小限に抑えた寒色の色使いに、若々しさ、清清しさを感じる。

益荒男 昭和16年(1941)頃 紙本着色 草舟コレクション

小鏡子 
小鏡子
 昭和22年(1947) 紙本着色
結い上げたつややかな黒髪、金の髪飾り、
背景になっている扉の朱色、鏡についた紐、
衣服のサスペンダーのようなつり紐の赤、
ショールのグラデーションが入った緑、
色がとてもきれいで目が惹き付けられる。
白地にグリーンの水玉模様のドレスも素敵だし、
小箱の赤いドット模様も可愛い。。

日食  日食 大正14年(1925) 紙本着色 平塚市美術館
周の周の幽王と王妃の褒姒(ほうじ)、その侍女達た日蝕に恐れおののいている様子。
太陽が月の陰に隠れて、昼間、急に真っ黒になってきたらとそりゃ驚くだろうなぁ。
「恐れおののいている」というより、びっくりし過ぎてドタバタと
逃げ惑っている感じがするのは私だけかな。

鴻門会 
鴻門会 
昭和30年 (1955) 紙本着色 東京国立近代美術館
★今回の展覧会で一番気に入った絵。マイベスト1
項羽と劉邦の物語。
右端に座っているのが項羽、剣舞を舞い劉邦を狙う刺客の袖の向こうに劉邦、右端の背中が張良。
外で待機していた樊噲(はんかい)が今今躍り出てきた瞬間の場面。

宴会の最中、祝いの剣舞ということで、刀を振り回しながら、
切り掛かるタイミングを伺っているそれぞれの人物の心中、
緊迫感のある‘せめぎあい’が伝わってくる感じ。
色使いが美しく、特に赤と黒のバランスが素敵で、赤の中に黒と金がぴりりと効いている。
衣装の色が裾模様なども細かく描かれていてとてもきれい。
全体に散らされた金箔が臨場感を盛り上げているような気がする。
正面から、そして、下からと、じっくりと眺めて楽しんだ。

最後にポスターになっている「草薙の剣」が、どーんと展示してあった。
草薙の剣
昭和48年(1974) 紙本着色
剣を手にして、頬を赤らめ頑張る日本武尊(ヤマトタケル)。
ちょっと必死な感じ!
弟橘姫は、「本当に大丈夫!?」と言いたげ。
顔の表情が楽しい。

安田靫彦展 歴史画誕生の軌跡
2010年03月13日~2010年04月18日
川崎市市民ミュージアム
川崎市市民ミュージアムwebサイト
安田靫彦展ポスター  


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なつ
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